Q1
災害情報の発信はどうなの?
放送局によっては、台風や地震などの情報を発信することもあります。さて、架空放送局が発信する情報はどの程度信頼できるのもなのか、定かではありませんね。
A.
大規模災害*に関する報道は、原則として実在する
報道機関からの情報を共有するにとどめましょう。
*「大規模災害」とは、少なくとも10人以上の死亡確認または100人以上に影響が及ぶとされる広範囲におよぶ激甚災害のことを指します。
もし、架空放送局が発信した情報が、デマやフェイクニュースであった場合、その発信意図の善悪に関係なく、社会に混乱を巻き起こす可能性があります。一般の報道の場合も注意は必要ですが、大規模災害となると情報発信には最大限の警戒を必要とします。
独自見解による情報発信は可能な限り控えましょう。
実際にあった事例

Q2
実在する有名人を起用するのはどうなの?
よりリアルで独自性のある番組づくりをするうえで、実在する有名人を用いてドラマやバラエティ番組を制作する放送局もあります。
A.
実在する個人・団体名を番組に起用することは
規制していませんが、情報発信には注意が必要です。
災害の際も同様でしたが、架空放送局の発信する情報を目にするのは、架空放送局を知っている人だけではありません。架空放送は架空なので、実際に放送されることはありません。発信した情報が、デマのようなかたちで拡散され、SNS上で混乱を発生させ、架空放送業界自体を潰す可能性さえあります。
実在する有名人を起用して番組を制作するときには、SNSや動画配信サイト上で検索で大衆の目に掛かることがないように、
ブログのリンクや画像を使って情報を発信しましょう。
実際にあった事例

Q3
この番組って他局のマネ?
もちろん、現実でも番組のアイデアをマネすることは、「パクリ」と世間から批判されることになり、決して安易におこなって良いことではありません。
A.
他社のアイデアおよびアイデンティティを侵すことなく、
自らの特色をいかした番組づくりをこころがけましょう。
たとえば、面白いと感じた他社の作風に寄せるために、起用する芸能人を同じにしたり、出演者を変えて番組のコンセプトを似せてみたりと、悪質な意図はなかったとしても、番組をつくるときには客観的にみることも必要です。
もし、知らずのうちに他社の番組コンセプトと似通った番組を公表後に指摘された場合には、無理に衝突せず、いかに独自を出せるかを再検討してみましょう。
Q4
系列局じゃないけど番組をネットできる?
架空放送のなかには、魅力的な番組を発信するネットワークも存在します。現実での番組の売買とはかたちは異なりますが、架空放送でもモラルは守らなければなりません。
A.
各ネットワーク規定に従いますが、
無断での番組ネットは基本的にガイドライン違反です。
勝手な無断での番組ネットは、モラルの無い行為とみなされます。系列に加盟していなくても、番組をネットすることは可能な場合が多いです。必ず、各制作局にお問い合わせ、必要事項を確認するようにしましょう。
実際にあった事例

Q5
この情報源は本当かな?
架空放送局が一切情報を発信していけないというわけではありません。実際の出来事も、想像上のものも、「架空放送」という前提で楽しむことができるかがカギです。
A.
ネット上での活動では必ず、自社が
「架空放送局」であることを名乗りましょう。
Q1でありましたとおり、情報の発信源が「架空放送」と名乗らない限り、実在の情報機関である可能性が残ります。
架空放送局は、あくまでも個人の趣味の範囲であり、そこで発信される情報には一切の信ぴょう性を伴いません。
その自覚のうえで架空放送を運営できれば、Q1やQ2のような混乱は避けられるはずです。下には、「架空放送局」を名乗るときの掲載事例を紹介しています。

SNSの例

動画配信サイトの例
どちらも、プロフィール画面や概要欄の前段階のプロフィール名自体に「架空放送局」と明記することで、投稿をみた時点で架空のものであることが目にはいりやすくなります。
Q
架空放送局が問題行動を起こしています
このQ&Aで対応できない場合は、以下の情報提供ページから架放連にお問い合わせください。できることは限られていますが、可能な範囲で対応いたします。